BLAZE 初来日 特別独占インタビュー 12/5、6 / 2002


新作”スピリチュアリースピーキング”について、

注 K:Kevin、J:Josh

J: 今回のアルバム”スピリチュアリー・スピーキング”は 自分達がいままで影響を受けて来た、80s,70s初期頃の サウンドイメージの
コンビネーションが基盤となっているんだ。 その中には10年以上前に書かれたものもあって、 すごい永い歳月をかけて漸く産み出したものなんだ。 なぜならば自分たちは、プロデューサーとして沢山のアーティストへの リミックスプロダクションやディベロップメントをやらなければならなかった。でも今、漸くその長い時を経て、自分たちが創った沢山の曲を世に 送りだす時が来た。そして自分らの貫いているプロダクションスタイル、 成熟したブレイズをみんなに心から聴いてもらいたかったんだよ。

K:我々は このアルバムを通し、より高い次元の音楽を創造したかった。我々がターミナルとして地球上に存在し、宇宙からのミュージック・インスピレーションを受け、創造主が言いたいメッセージを、我々のソウル(魂)を経由して、 沢山の人々に対して伝える事が出来ればいいと思った。そこからインスパイアされたんだ。
スタジオでの音楽プロダクション、機材について、

K:自分達はスタジオで殆どの時間をレコーディングに費やしているんだ。 そして楽曲自体も自宅で創作するのでは無く、スタジオでアイディアをいちから練ってつくり出し、 その中で自分達が得たインスピレーションを掛け合わせながら煮詰めてやるんだ。  ひと昔前、自分達は”ビーツ”からクリエイトをはじめたんだけど、 自分たちの制作スキルが向上した現在は、色々なアプローチで一曲一曲を作って行くんだ。 例えば、リズムからインスピレーションを受けたり、Joshがキーボードで、 適当なコードを奏でていたり、簡単なメロディとか、その上にリリックが自然に のっかってと言う感じかな。自分達の創作アプローチは、職業プロデューサーとして、 音楽を作曲し、レコーディングしている。毎日午後1時頃から夜遅くまで スタジオに通いつめ、そこで色々なアイディアを練り上げてぶつけあいながら、曲をつくるんだよ。 週に40〜60時間くらいは働いているよ。一般の皆と同じように、、(笑)
 余談だけど、もともと"Elements of Life"は、ルイベガのアイディアからコラボレーションがはじまったんだ、長い間いっしょになってアイディアをにつめてたんだけど、なかなかまとまらず、最終的には、ルイが積極的に自分らをスタジオへ引きずり込んで、レコーディングし、ようやくあのプロジェクトが完成したんだ。(笑)

J: 今自分が気に入っているキーボードは、ヤマハの新モデルで、 ”モチーフ”。88鍵ある奴。すごいキーボードだよ。今回のアルバムでも ライブでも活躍しているよ。だけど、自分の一番お気に入りの”Toy”としては、ハモンド・B3オルガンだよ!B3のオルガンサウンドが好きなミュージシャンは多いけど、B3のフットペダルとか色々使って、そのポテンシャルを引きだせるアーティストは本当にごく少数だと思うよ。
 
この道に入ったキッカケについて、

K:当時、ラリー・レバンとかトニー・ハンフリーズがDJをして、フロアのクラウド達とのやりとりしているのを観ていてすごくインスパイアされ、それがきっかけとなってこの道に入って行こうと決めたんだ。 そして自分がDJを始め、パーティにいる皆を楽しませ、気持ちを高揚させてあげたり、 自分のソウル(魂)を他の人々達と触れあったりする機会を持つようになった時、その行為自体に すごくインスパイアされ、どんどんこの世界へ入り込んでいったんだよ。

J: kevinと似た動機なんだけど、自分も少年時代からミュージシャンになりたいという 願望が強かったんだ。当時はただただ人前でプレイしたかったんだ。自分にとって 音楽をプレイする事が唯一の表現手段と思い込んでいたんだよ。なんていうか、自分は 音楽をする為に産まれてきたような気がしていた。

音楽人生の中で一番影響を受けたアーティストと曲について
J:すごく答えるの難しいよ。でももし1つだけ選ぶとしたら、78年にMCAからリリースされた チャカ・カーンのアルバムに入っている、”ストリート・プレイヤー”だよ。
K: EW&F のオン・ユア・フェイス が一番好きな曲だよ。
ハウスミュージックはあなたをどんな気持ちにさせますか?
How does music make you feel?

J: 自分にとって音楽って、自分をいろんなフィーリングにしてくれるものかな。 例えば、時折ミュージックがセクシャルモーメントにあったりすると、良い感じに 盛り上がるし・・たぶん沢山の人達もメイク・ラブする時に音楽をかけながらするんじゃない?(笑)ミュージックは自分を本当にハッピーな気分にしてくれるよ。ミュージックはなんていうか、 セラピーみたいなものだと思うよ。それは心理的にも様々なムードにさせるものじゃないかな。 自分にとってミュージックは、殆どの場合、ハッピーにしてくれるものなんだよ。 多分 ミュージックっていうのは、それをつくった誰かの内省的なマインドから発するものなんじゃないかな? もしその音楽をつくった人がいつも怒っている気分の持ち主だったとしたら、音楽自体のサウンドも すごくアングリイな感じになるんじゃない?対象的に多くのジャズミュージシャン達はすごくレイドバック な感じでしょ。だから彼らの創る音楽はすごくレイドバックで落ち着いた雰囲気な感じになるでしょ。 音楽って自分のソウル・エクステンションそのものだと思うよ。

K: 俺の場合、、ミュージックが自分をどんな気持ちにするのかなんて、今まで考えた事なかったよ(笑)でも、自分にとってミュージックとは、”ギビング(与える)”だと思う。なんて言うか、それと”シェアリング(分かち合う)”する事だと思うよ。俺は良いミュージックを他の人たちと一緒になってその気分をシェアしたいんだ。

Thank you very much Kevin and Josh !! I will see you at Eibisu tomorrow!!
Interviewed by Jun Ide 12/5/2002


[取材協力:Standard works,Victor Entertainment,King street sounds、取材 井出 淳]

ブレイズについて

70年代後半から80年代前半にかけての黄金期のNYのダンス・ミュージック・シーンに 強く影響を受けたDJであり、ドラム・プログラミングを担当するKevin Hedgeと、 敬虔な家庭に育ちゴスペルとジャズを深くルーツにもつ、ピアノとキーボードを担当する 極めてミュージシャン気質の強いJosh Milanの二人からなるBlaze。 二人の共同作業によるソング・ライティングからプロデュースまでをこなすプロダクション・ ティームとしての活動を開始したBlazeは、86年あたりから“If You Need A Friend”、 “Watcha Gonna Do”、“Can't Win For Losin'”といった作品を次々と発表してゆく。 これらの楽曲は、ことごとくクラブ・シーンでヒットを記録することとなる。 こうした成功によって、一躍ダンス・ミュージック・シーンのトップ・プロデューサーの 仲間入りを果たしたBlazeは、Diana Ross“Workin' Overtime”などのリミックスも 手がけ、リミキサーとしても目覚ましい活躍をするようになってゆく。 90年には、記念すべきファースト・アルバム『25 Years Later』を発表する。 このコンセプチュアルな物語性をもつ傑作アルバムには、多くのニュー・ジャージーの アーティストがフィーチュアされ、彼らを中心に形成されつつあった新しい時代のニュー・ ジャージー・サウンドを広く認知させる大きな契機となった。 また、この傑作アルバムによって、Blazeのもつ高いプロデュース能力が、遂に決定的に 明るみになった。 その後は、幾つものレーベルからコンスタントにシングルを発表し、常にクラブ・ヒットを 放ちつづける。
93年に設立されたKing Street Soundsにおいては、立て続けにヒット・シングルを プロデュースするなど、初期King Street Soundsにおいて、そのレーベルの方向性や アイデンティティを明確に体現し、それらをダンス・ミュージック・シーンのなかに 位置付け確立させる重要な役割を担った。
94年には、Slip'N'Slideを通じてUKでリリースされたDe'lacy“Hideaway”が、 ナショナル・チャートのトップ10にランク・インする大ヒットを記録。 97年には、Carl CraigやDerrick Carterなどの多くのリミキサーが挙ってリミックスを 担当した“Lovelee Dae”、“My Beat”が、世界的な大ヒットとなり、満を侍して Slip'N'Slideより発表された待望のセカンド・アルバム『Basic Blaze』も多方面からの 絶賛を受けることとなる。
近年は、"Little"Louie Vegaとの共作となる“Elements Of Life”、Life Lineより 発表されたサード・アルバム『Natural Blaze』からのシングル“Elevation”など、 円熟味すら感じられるハイ・クオリティな楽曲を連発し、特大クラブ・ヒットを コンスタントに生み出している。

また、King Street Soundsにおいても、Nite Groovesの人気コンピレーション・ シリーズである『Abstract Afro Lounge』に名曲“Season Of Love”を提供し、 Stephanie Cooke & Kenny Bobienの大ヒット曲“Love's Been Right Here”では リミックスを担当、Mondo Grossoの“Star Suite”では高度なプロダクション能力と リミキサーとしての手腕を存分に発揮した傑作リミックスで、世界中のダンスフロアを 完全制覇する近年まれにみるモンスター・ヒットを誕生させた。

ソウルが染み込んだニュー・ジャージーの泥臭い土壌に育まれ、今やダンス・ミュージック・ シーンを代表する超大御所のプロダクション・ティームにまで大きく成長を遂げたBlaze。 現在は、02年9月にSlip'N'Slideより(日本盤は、JVC Victorより)発表された 傑作フォース・アルバム『Spiritually Speaking』から、“Breathe”と“Do You Remember House”の二枚のシングルが、ともにクラブ・ヒット中である。 Ultra Nate、Arnold Jarvis、Byron Stingily、Barbara Tucker、Kenny Bobien、 Joi Cardwellといったダンス・ミュージック・シーンのオールスター級アーティストたちが 一堂に会するゴージャスなBlazeプロデュ−スによるアルバム『Underground Artist For Life』 もKing StreetSoundsの為に製作中であり、2003年夏にリリースされる予定となっている。
[情報提供:スタンダードワークス市川]
メールアドレス *オプション
 ご感想をどうぞ feed back
ニックネーム/お名前  *オプション
ご感想をどうぞ
すごく面白かった(very interesting)
普通 (Good)
あまり面白くなかった(not interesting)

大ファン!(I'm a big fan!)
はじめて知った(This is my first time)
興味ない(Not interesting)




[取材協力:Standard works,Victor Entertainment,King street sounds、取材 井出 淳]





,
ご注意:ビデオをご覧になるには、リアルビデオプレイヤーが必要ですので、無い場合には、上のフリーソフトをダウンロードしてください。こちらへ
全てのビデオ コンテンツは、ブロードバンド向けに配信しておりますので、500k以上の速度のADSL、或いは、ケーブル モデム アクセスが必要です。
全てのビデオ/写真 コンテンツは iMedia24.tv Japan,アーティスト所属事務所、レコード会社にコピーライトが帰属しますので、許可なく複製、及び内容
の改編は固く禁じます。


(C) 2002 iMedia24.tv Japan

(C)West end record

In order to view those video contents, must need to have RealMedia player 8.0 above, plus must have ADSL or Cable Modem access at 500k/sec above.
All contents are produced by iMedia24.tv Japan under permission by artists. These contents are only use for artist promotion purpose. Please do not reuse or edit
these video contents without permission. If you have any question, please contact with us. >>Contact