ANDY
VAZ 独占インタビュー
exclusive
video interview in Tokyo
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音楽に関わって来た経緯について
自分が一番最初に音楽と関わりあいをもったのは、自分が11、12才頃に、すごく初期の頃の ブロンクス系ヒップホップを中心に聞きはじめたんだ。
それからブギーダウンプロダクション、グランドマスター・フラッシュ中心にラップや、ヒップホップ系のレコードを買い漁っては、家で朝から晩まで大きな音でかけまくって、
自分の両親をすごく困らせたよ。 なにがそんなに良かったか?っていうと、当時子供だった自分にとって、ヒップホップがすごく新鮮な音楽だったかさ。
妥協をしないでひたすら繰り返すラップにミニマルビーツ本当ぶっ飛んだんだ。 後々にあの衝撃と全く同じ事を初期のデトロイト・テクノや、シカゴハウスに見い出したんだよ。
それらは共通してコンピューターベースの音楽で、すごくシンプルでミニマル。だから 自分にとってミニマル・ミュージックが重要なんだ。
参照:’ミニマル・ミュージック’とは
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レーベルコンセプトについて
自分の主宰するレーベル自体には全くコンセプトなどなく、コントラプションも無く、ただ純粋に 自分が感じる良い音楽を創造したいだけなんだ。自分が音楽的に多大な影響を受けた事と言えば、
95年にテレンス・ディクソン がリリースした "Minimalismだよ。ちょうどロバート・フッド なんかも同時期にミニマゼーションをリリースした頃だよ。当時あんまり彼らの作品を知っている
人とかいなかったと思うけど、彼らの音はより分解度がすすみ、シンプルな構成だったんだ。 それがきっかけで全てが変わり、本当に自分が創作したいと思った重要な音楽に出会えた感じがしたよ。以来自分が創る音楽は、必ずミニマルで反復的なビートを主体にするのが大好きなんだ。
当時、丁度同じようなタイミングで自分がドイツのケルンでミニマル系のイベントオーガナイザーをしていたんだけど、一度テレンス・ディクソンをパーティに招待しようと思い付いて、早速
彼のエージェンシーへ直接電話をかけたんだ。彼いわく、いままでヨーロッパで一度もプレイした 事がなかったから、是非ケルンでやってみたいって言ってくれて、すぐOKとなったんだ。
そのパーティは大成功だったよ。テレンスがプレイしたミニマルは沢山のクラバー達にも評判が良かった。 しかし当時はドイツでは大規模なレイヴが盛んだった。トランス、ゴアなんか、全てのタイプの・・・
そのムーヴメントと比べると自分のシーンは全く違う世界だった。そしてテレンスのレーベルのオーナー が資金に緊迫して契約が打ち切りになってしまった経緯もあって、すごく自然な流れで自分がドイツで
独立レーベルを設立したんだ。もちろんテレンス・ディクソンが一番最初のアーティストだったよ。
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シーンについて
今、世界をみても、インターネットの発達により、国境の意識がなくなりつつある中で、 世界がすごく狭く感じる。結果的にもしあなたが、何かを信じて行動を起せば、それがやがて
世界中の趣向を分かち合える同士達とともに構築する事が可能なんだ。とても簡単にね。 今こうして自分だって2、3日前に何十時間も離れたドイツから日本へと飛んで来て、
日本の趣向を分かち合う人たちと音楽を楽しむ事が出来る。それは可能な事なんだ。 あなたが何処から来たなんて事はまるで関係のないことだよ。
自分のレーベルのアーティストの中には、オーストラリア出身の奴や、サウスアフリカ出身の ポータブルなんかもいる。エレクトロニック・ミュージックはワールドワイドに
色々な場所から多彩な文化を包有し、自分らの所へ運ばれてくるんだ。
デュッセルドルフのシーンについて、
自分のレーベルが所在するデュッセルドルフには、特に大きなミニマルのクラブシーンとか は無いが、自分らが感覚を分かち合える、アカデミー・オヴ・アートの学生達と一緒に
ギャラリーや、パーティなんかを中心に活動している。自分達の音楽とアート関連イベント は、とてもユニークで凄く強いコンビネーションだよ。
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How does music make U feel?
自分が音楽に関わってきたのは、11、12才の頃からで、人生の中で 一番真剣に大好きだと言える事が音楽だった。それ以外の多くの事柄には
殆ど興味が無かったんだ。ホント自然の流れというか、ロジカルに考えてみても 自分が音楽に関わって行く事がいいと思った。けれどその頃は自分が音楽で
生活してゆくなんて事は全く考えられなかったけど・・・ 見てよ今こうして フルタイムで3つのレコードレーベルを主宰して、アーティストとして、プロデューサーとして
生活する事が出来たんだよ。それが自分にとって地球上で一番最高な出来事として起ったんだ。
[取材協力:Eiji Fukuda、Interview&text by Jun Ide]
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<ANDY
VAZ>プロフィール
ANDY VAZはクラフトワークやバウハウスと同じくドイツ、デュッセルドルフ出身。
backgroundレーベルの設立者でありレーベルオーナー/マネージャーでもある。
デュッセルドルフを拠点にサンフランシスコ、デトロイト、モノトリオール、トロント、
ロンドンなどの世界中の都市において積極的に音楽活動を行い、自分の求める音楽性に
一致する才能あるアーティスト達を集めbackground recordsから12"及びCDのリリース活動を開始した。
レーベル運営の傍ら、スタジオでの音楽実験期間を置き、
自らのパーソナルワークのリリース用「無名」レーベルとして「---」(sound_variation)を設立。
2001年にリリースされた第1作目「1-1」は世界的にに賞賛され、以降「4-4」まで順調に
リリースを重ね、他レーベルへの楽曲の提供や、デトロイト、カナダ、イギリス、そして東京など世界各地
の主要な都市でライブパフォーマンスのオファーが耐えない。
最新作「5-5」では初めてRemixerを起用。担当するのがJan Jelinek(Farben), Portable, Dave Miller,
Rhythm Maker,Geoff White等という話題性あふれる旬なメンツであり、そのこだわりも尋常ではない。
タイトな4/4ビートにクリスピーなグリッチ/サンプル音がちりばめられ、危険な雰囲気を醸し出している。
[取材協力:Eiji Fukuda、Interview&text by Jun Ide]
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[取材協力:Eiji
Fukuda、ANDY VAZ, Interview&text by Jun Ide]
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