TOYONO 特別独占インタビュー
第2弾
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TOYONO 特別独占インタビュー[Interview&Text
by Jun Ide]
1:今作はアルバムという形で”ジンガマイス”をリリースして、オリジナル中心の
非常にクオリティ高い作品だと思いますが、そもそものコンセプトについて、教えてください。
TOYONO:
今、ブラジル音楽っていうのは、すごく音楽シーンの中で、
重要なポイント占めていると思うんですけど・・・
わりあい、過去の遺産をアレンジしたものが多いと思っていて、、
過去の遺産のものをやるのもいいんですけど、でも今回は違うものを、
この機会にやってみたいなと・・
それでそうする事によって、より交差的なものもできるんじゃないかなと
思って、、すごくシンプルな動機なんですけど・・・
ただ、その一番叶えたかったところは、踊れるものにしたかったっていう所です。
塚田:
そうですね、一般評価されている、一般の人達のステレオタイプに
思っている、ブラジル音楽っていうのとは、また別の所で、こういうものも
ありますよって所を、ダンスミュージックを軸に、呈示出来たらなっていう所を、
共通の意識としてあったと思います。そういう意味では、とても良い仕上がりに
なったと思います。
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2: 9曲中、6曲はTOYONOさんオリジナルですが、
その中でも、一番思い入れの強い曲について聞かせてください。
TOYONO:
思い入れの強い曲といえば、一番最後に出来た曲なんですけど、アルバムの
なかで一曲だけ日本語の曲、”サウヴァド−ル”っていう曲で、これは、
曲が出来た段階で、すぐに塚田君の家に行って、まず塚田君にギターを弾いて
貰って、なおかつ塚田君にコーラスを入れて貰って、ベーシックは
その時点でホント完璧に出来上がっていたんです。わりあいその過程としては、
今回のアルバムの一番盛り上がっている時に、出来た曲なんで、アルバムの中の象徴的な曲だと思っていますし、あと、色んな人に好きって言われる事も今の時点で多いし、ブラジル人とかからも、日本語の曲が好きだって言われた事も、すごく嬉しかったです。
塚田:
ブラジル人がやるブラジル音楽じゃなくて、日本人で日本語でやるっていうことで、、、僕もブラジルで育ったわけでは無いんで、東京で育って、その中で、そういうブラジル音楽に対して、出来るアプローチみたいな所で、すごい面白い事が出来たなと思ってます。
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3:今回レコーディングで一番印象に残った事、また苦労した点など?
TOYONO:
すごく工夫してますよね。歌のディレクションに、レーベルマスターである、元ラッツ&スターの佐藤さん、一番ベースのボイスをやっていた方なんですけど、その方に来て貰ってやったりとか、実は、色んな工夫をしています。
あと塚田君の工夫と苦労は、並み大抵の事じゃあないので、、、
この人は本当にすごい人だと思います。
でも音作りは、すごくライブ感っていうか、私はライブをやるのが、すごく多いんで、ライブをやっている感覚、人前でやっている感覚をやっぱり失わないようにっていうのが、心の中で思っていたんですけど、それは塚田君に伝わっていたなと思って、なんかすごく爽やかな感じでは無くて、もっと土臭いというか、もっと現場的な、すごく,そういうものにしたかったっていう事を、言わずに分かってくれました。
塚田:
色々とやり繰りしてみたり、やっぱ苦労したと言えば手を加える事で苦労するっていうんじゃなくて、どこまで手を加えないで、そのままCDで乗っけられるかっていう所で、如何に整理しないっていうか、まあコンピューターでやっているんで、整理しようと思えば、いくらでも整理が出来てしまうんですけど、それをTOYONOさんが恥ずかしいから、やめってっていうのを、、、これはいいですっていう所を、、(笑)
TOYONO:あんまり自分のハダカを見せるのはって、思ったんですけどね、、(笑)
塚田:でも、そういう所がちゃんとライブ感として、伝わったと思います。
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4:1stのリトラウから、数年間あいての発表ですが、今作では前作と比べて、
音楽的に、精神的にどのように変化したと思いますか?
TOYONO:
そうですね、、やっぱりその前作から、リリースとしては、約3年空いているんですけど、その間にすごくライブをしたんですよ。で、ライブをしたのは、本当に色んな人と、ジャンルを飛び越えて、クラッシックギターの人とスペイン語の歌を歌った事もありますし、そうかと思えば、ジャズの人とか、全然違うジャンルの人達とやったんですけど、でもやっぱその中で、こう培ってきたその自分の声がお客さんに、打って響く様に感覚とか、反応とかをすごく自分の中で蓄積していって、それを今回のアルバムに要約したというか、そんな感じもあります。だから、前のアルバムとすごく
違うって言われるんですけど、私の間の3年間を見ると、ものすごく私の中では、日常的なものを集約したアルバムになったと思います。そういう感覚は、前のアルバムには無かったですね。前のアルバムはサンパウロで録ってきたんで、、そういった意味では、地に足がついたと思います。
では、皆さん”ジンガマイス”で、行きましょう!!
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TOYONO's
Discography
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TOYONO
シンガーソングライター、ヴォーカリスト
大阪生まれ。
ブラジル音楽に魅せられ、以来異国の文化を自らの感性で昇華させてオリジナリティ を持つ音楽を創造する。
96年にブラジル、リオ・デ・ジャネイロに渡り、アリーニ・カブラウ(vo)、マ ルコス・スザーノ(perc)に師事。帰国後、安井源之新(perc)伊藤ゴロウ(g)とと
もに"Espirito"(エスピリト)を始動。99年オノセイゲン プロデュースによるフ ァーストアルバム「serafim」(SAIDERA
RECORDS)をリリースし、タワーレコード「9 9年の決定盤」に入選するなど各所で話題となり、東京、大阪クラブ・クワトロにて ライブツアーを行い、また塩谷哲(p)をフューチャーしたホールコンサートも大好
評となる。
その後、ソロヴォーカリストとしても様々な活動を開始。
01年自らのアイディアとプロデュースでブラジリアン・ミュージックのカラフルな 魅力を余す事なく表現したサンパウロ録音のデビュー・ソロ・アルバム「Litoral」
(リトラウ)(FILE RECORDS.Inc)を発表。「ブラジルディスク大賞」入選。 よく透き通り、なおかつ凛とした強さのある声の魅力だけでなく、力強さと包容力
を併せ持つ感性豊かな表現者として注目が集まり、mansfield(池田正典)、D.A.T. (イワキケンタロウ)などのアルバムにもゲストシンガーとして参加。
ソロ・アルバムリリースと同時に、saigenji(g&vo)など凄腕ミュージシャンの力 を借りて自らのプロデュースイベント『 maximo
dois(マッシモ・ドイス)』を立ち 上げ、橋本徹(カフェ・アプレミディ)高木慶太、ダイサク・ジョビン(タワーレコー ド/bounce)などをゲストDJに迎え、新たな活動場所を広げるとともに柔軟な音楽性
を磨き人気イベントに成長させる手腕も発揮している。
また03年の活動として、4月リリースの須永辰緒(Sunaga t Experence)ソロ・ アルバム「Double satandard」にゲストシンガーとして参加、またヒット・コンピシ
リーズ『 TOKYO BOSSA NOVA〜inverno』(Hapiness Records)に最新録音「ビリンバ ウ」を提供するなどその活動力は見逃せない。
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official web『TOYONO MODERNO(トヨノモデルノ)』
http://www.toyonomoderno.jp/
toyonomoderno@toyonomoderno.jp
ファイルレコード
http://www.FileRecords.com/
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[取材協力:TOYONO,
Text & Interviewed jun ide]
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