Francois K.(フランソワ・ケヴォーキァン)
LIVE AT SONAR
品番:3EDIS-050
バルセロナ、2002年6月14日。これ以上にパーフェクトな瞬間、セッティング、シチュエーションはなかった。僕は心から、あの愛と興奮の一部分が、僕の初めてのこのライヴCDに反映されていれば嬉しい。(フランソワ・ケヴォーキァン)
フランソワ・ケヴォーキァンの『Francois K. Live At Sonar』が1年の満を持して、ようやくリリース!ヨーロッパ最大級のエレクトロニック・ミュージックメディアアート・フェスティバル、Sonar2002の最高のハイライトである今回のアルバムは、フランソワ・Kのキャリアの分岐点であると同時に、彼のCD初のライヴ・レコーディングである
2002年6月14日、フランソワ・KはCentre de Cultura Contemporania de BarcelonaSonar(CCCB)で行われたSonarフェスティバルの"SonarLab"ステージにて、彼のキャリアにおける特筆すべきパフォーマンスをした。ダンス・ミュージックのカルト的存在で、Larry
LevanやFranckie Knucklesなどの影響を受けハウスに特化しているフランソワ・Kが、今回はそのスタイルに変化を見せた。それは彼の熱狂的なファンを喜ばせ、またその場にいたフォロワーではない人たちでさえ虜にさせた。
フランソワ・Kはその奇跡的でかつ決定的なイベントの様子を、明瞭に振り返った。「バルセロナ、2002年6月14日。これ以上にパーフェクトな瞬間、セッティング、シチュエーションはなかった。スウェーデンで雨天のライヴ後、3時間の睡眠で当日の午後にバルセロナに着いた時はまるで夢見心地だった。温かで、友好的で、それでいてクリエイティブな活力をもったコスモポリタン・シティをすぐさま感じ取ったよ。CCCBのオープンエアー会場にて、既にテント下に集まっている期待感いっぱいの人々。手早くサウンドチェックした後、僕のレコードボックスから音楽がまるで飛び出さんばかりにスタンバイしている;早くスピーカーを通って観衆の中に溶け込みたいと言わんばかりにね! この特別な出来事が、僕の音楽人生で本当にターニング・ポイントだった。テクノからダブ、その周辺の音で、エレクトロニックで未来派なフル・セットをやることをほんの数週間前に決めたんだ。今までの僕のDJセットを聴いてくれた人たちが想像もしないような、妥協も譲歩もないようなものをね。真実の瞬間、とでも言うべきなのだろうか。ニューヨークに戻った時、そんな境地に臨めるような音を集めていたんだけど、決してミックスの練習をしたり、骨組みを前もって考えたりしなかったんだ。とにかく全くもってフレッシュな、自然発生的な発見をしたかったというか。つまり、何枚ものレコードをオーディエンスの前で生まれて初めてミックスし、自由な気持ちで即席に、とにかく自分の内からの魂から来るものでなければならなかったんだ。 結果的には、僕の音楽人生で最も素晴しい想い出の一つになったよ。至福の歓び、恍惚な気分と、情熱的なオーディエンスが思いもよらなかった素晴しいノリとエネルギーを僕にくれたんだ。僕らが経験した一心同体なその2時間は、まるで数分間のように思えたよ!僕は心から、あの愛と興奮の一部分が、僕の初めてのこのライヴCDに反映されていれば嬉しい。そしてその場にいた人たちにとって、2002年の6月の夕暮れにともにしたあの魔法にかかった瞬間……僕らが「ロスト・イン・ミュージック」した時を想い出す手立てになれば!」
『Francois K. Live At Sonar』は、Sonarのためにレコーディングされ、特別に提供された初めてのDJセッションです。また、SonarMusicからの通算7枚目のリリース。
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