イギリスからUR、フィッシュへの返答、DJカルチャーを
通過したフリー・インプロウィゼーション・バンド、
ベイズが音楽シーンに新たな未来を持ってくる。
タイトル:THE BAYS-house of liquidxTOKYOLONDON06
出演 :THE BAYS Feat.RICHARD BARBIERI(EX JAPAN)
DJ KRUSH,BUFFALO DAUGHTER ,FLYING RHYTHMS
日時:2006.2.25 土曜日
開場開演:17:00
場所:LIQUIDROOM
チケット料:前売¥5500(ドリンクオーダー¥500別
プレイガイド:LIQUIDROOM/ローソン/ぴあ/e+/シスコテクノ
/テクニーク/ディスクユニオン
http://www.liquidroom.net
主催/企画/制作:LIQUIDROOM/KONTACTO
協力:ES-YU-ES/LASTRUM
"Performance is the Product
(パフォーマンスこそがプロダクトである)"
実際にここ5年の間に300ものギグを行い、それらの音源や映像を
作品として自身のウェブサイトからのMP3無償ダウンロードでのみ
発信する循環型の活動を精力的に続けているロンドン在住の4人の
ミュージシャンによるインプロヴィゼーション・バンド"THE BAYS"。
今回は、あのJAPANのキーボディストRICHARD BARBIERIがゲストと
して即興のパフォーマンスをみます。また、日本のアーティストは
DJ KRUSH、BUFFALO DAUGHTERといった日本が誇る2組の世界ランカー
に、'05年のドメスティックなダンス・ミュージック・シーンに
エナジーを注ぎ込んだFLYING RHYTHMS。
このあり得ないラインアップの贅沢なイベントをお見逃しなく!!
THE BAYS
<http://www.thebays.com/>
The Bays はAndy Gangadeen (drums), Jamie Odell (a.k.a.JIMPSTAR/key
board),Simon Richmond (keyboard & FX) 、Chris Taylor(bass)の4人から
なる、ロンドン在住のミュージシャンである。特筆すべきことは、彼らが
約4年間の間、レコード会社との契約、商業的スポンサーなしで、イギリス
の音楽シーンに貢献してきたということである。その根底に流れるものは、
"Performance is the Product(パフォーマンスこそがプロダクトである)"
という、彼らの強いモットーである。彼らの作品はライブコンサートか
インターネットからのmp3ダウンロードでしか体験することができない。
ネット上で"the bays"をキーワードに検索してみる。まず、彼らのWEBサイト以外で
彼らのことを調べることは不可能に等しい。しかし、彼らのWEBサイトから私た
ちは曲やビデオをmp3ダウンロードすることができ、ライブ情報を入手し、そして、
彼らの音を体感するためにライブへと足を運ぶ。そのミステリアスなア
プローチ法と、精力的にライブパフォーマンスを続ける彼らのその強い姿勢は、しか
しながら、功を奏し、噂が噂を呼び、多くの注目を浴びることとなる。
彼らはライブパフォーマンスの新しいコンセプト、「話し合いなどで事前に準備した
ものではない、すべて即興で演奏されるエレクトロニックミュージック」
を打ち出した。
ジャズ、ハウス、エレクトロニカ、ブレークビーツ、ガラージ、ドラム&ベース、ヒッ
プホップ、ダブ、アンビエント、ファンク、テクノ、あらゆるジャンル の音楽を彼ら
独自のものに昇華させ、ライブではインテンシブに観客の感動を誘い出
し、パフォーマンスはとてもエキサイティングなものになる。
彼らが出演したフェスティバルはLowlands, Drum Rhythm, Big Chill,
Pukkelpop,Ministry of Sound, Eurosonic, Glastonbury, Roskilde
und Dour等
が挙げられる。
RICHARD BARBIERI(EX JAPAN)
リチャード・バルビエリは1976年、JAPANのメンバーとして音楽キャリアをスタート
した。一年もたたない内に、彼らは<Hansa/Ariola>レーベルと契約をする。その後リリー
スしたアルバム『Tin Drum』は一年もの間、UKチャートにとどまっていた。リチャー
ド・バルビエル、デヴィッド・シルヴァンのシンセサイザー・プログラミング、ステ
ィーブ・ジャンセン、ミック・カーンによる独創的なリズムパターンの綿密なアプローチ
は今日までオリジナリティーを残すものとなる。
そして、彼らの人気が頂点に達した1983年、ワールド・ツアーの後に解散。
1984/5年にリチャードは、ホルガー・シューカイ、坂本龍一、ロバート・フリップ等
のイノベーター達と共にデヴィッドのソロ・アルバム制作に貢献した。その後スティー
ブと共に長期に渡り共同で音楽制作を行い、コラボ・アルバムを6枚リリースしてい
る。
1989年、メンバーは<Virgin>のために、Rain Tree Crowというバンド名で再結成し、
一枚だけアルバムをリリースする。そのアルバムは、彼らの“最も優れたアルバム”
と賞賛される。その後再び、グループは離れることとなる。
1993年、バルビエリはカーン、ジャンセンと共に、レコード会社の一切の干渉、制限
がなく、ミュージシャンが自由に音楽をクリエイトし、音楽仲間とコラボレートでき
ることを可能にするという目的でレーベル<Medium>を形成する。10年間で実に13枚も
の多様なアルバムがリリースされる。その中の一枚『Changing Hands』では、バルビ
エリとジャンセンがDJ TAKEMURA(竹村延和)とコラボレートしている。
また、1993年はバルビエリはロック・バンドPorcupine Treeにも参加している。6枚
のスタジオ・アルバムと多くのツアーをこなした後、現在<Warner Brothers>と契約
をかわし、アルバム『In Absentia』では12万枚以上のセールスを記録し、ヨーロッ
パを中心に成功をおさめている。近年、このアルバムはアメリカのグラミー賞におい
て<Non-Orchestral 5.1 Surround Sound>部門にノミネートされている。また、最近
のアルバム『Deadwing』は、発売日一週目にして、USビルボード・チャートに入った。
レコーディングとツアーの傍ら、リチャードは、あらゆる発行物でアナログ・シンセ
サイザーに関する記事を書き、映画音楽を作り、音楽ソフトウエアやシンセサイザー
製造のためのプログラミングをしたり、最近では1920年代のオリジナル・ゴシック・
ホラー映画『The Fall of the House of Usher』のスコアを書いたりと精力的に活躍
している。そしてエレクトロニック・インプロヴィゼーション・グループ、The Bays
のステージにもレギュラー出演している。
彼は初のソロ・デビュー・アルバム『Things Buried』をリリースしたばかりである。
これまでに、彼は多くのグループやトリオ、デュオの一員としてアルバムを作ってき
た。驚くべきことにこれは、彼の初のソロ・アルバムなのである。このインスト・ア
ルバムはアンディ・ガンガディーンのアコースティック、エレクトロニックドラムと
パーシー・ジョーンズのフレットレス・ベースによる独特なパフォーマンスをフュー
チャーしたものである。
Buffalo Daughter
'93年より活動開始。カーディナルより2枚のミニアルバムをリリース
その1枚をLucsious Jacksonに渡したことによりBeastie BoysのMike D
主催、Grand Royalと96年に契約、『Captain Vapour Athletes』『New Rock』他をリ
リース、同時に北米、ヨーロッパでのツアーも始まる。
'01年Emperor Nortonと契約『I』をリリース。
'03年V2とワールドワイドディールを結び『Pshychic』をリリース
自らの音楽活動に加えて他アーティスト、メディアへの楽曲提供、リミックスなども
手掛ける。'06年3月V2より新作を発売予定
DJ KRUSH
1962年東京生まれ、プロデューサー/DJ。選曲,ミキシングに於いて抜群のセンスを持
ち、サウンド・プロダクションに於ける才能が、海外のクラブ・
シーンでも高く評価されている。1980年代初頭に公開された映画『ワイルド・スタイ
ル』に衝撃を受け、ヒップホップに足を踏み入れる。1987年にKRUSH
POSSEを結成。日本を代表する実力派ヒップホップ・チームとして、様々なメディア
で活躍。1992年9月の解散後はソロ活動を精力的に行い、日本で
初めてターンテーブルを楽器として操るDJとして注目を浴びる。1994年1月に1stアル
バム『KRUSH』をリリース。その後も、日本,ヨーロッパ,アメリカを中心に世界各地で
多数の作品を発表。ソロ作品はいずれも国内外の様々なチャートの上位にランク・インし、
6thアルバム『漸-ZEN-』では、アメリカのAFIMアワードにおいて特に芸術性の高い
作品に贈られる“ベストエレクトロニカ アルバム2002"最優秀賞を獲得。
プロデューサー,リミキサー,DJとして国際的な活動を展開するほか、映画,ドラマ,CM
の音楽制作,ジャンルを越えたアーティストとのライヴ・セッションなど、幅広く活躍。
2004年、サウンドトラックを手掛けた写真家、荒木経惟(アラーキー)を綴った
ドキュメンタリー映画「ARAKIMENTARI」は米各地の映画際で話題を呼び、ブルックリン
国際映画祭では観客賞を受賞。海外先行リリースの8枚目となる最新アルバム「寂-JAKU-」
は、CMJ(全米カレッジ・ラジオ)のRPMチャートで3週連続1位を獲得するなど、早く
も各方面から高い評価が寄せられている。また、1998年
春、DJ HIDE,DJ SAKを率いて、プロデューサー・ユニット<流-RYU->を結成。アフリカのパーカッショ
ニストとのコラボレーションなど、斬新な活動を展開。
2000年末からは、21世紀に向けて発足した<JAGプロジェクト>にも参加。“表現"を通
して様々な問題提起を行うこのプロジェクトのオリジナル・
メンバーとして、 DJ SPOOKY THAT SUBLIMINAL KID,PhonosycographDISK,DJ
HIDE,澤田純らと未来型アーティスト集団<JAG>の活動も行っている。
FLYING RHYTHMS
FLYING RHYTHMS (フライング・リズムス)
2002年にBLAST HEAD「ランドスケープ」のレコ発イベントでセッションを依頼したのを機に、
ニ年の歳月を費やし遂にレコーディングが実現!!!気合のドラム&パーカッションのバトルを
激スペーシーにダブ・ミックスした希望のトビ音ユニット!!!
04年、アルバム「Flyimg Rhythms」、2005年にはリミックス盤「RhythmConnection」、セカンド「N’DANKA
N’DANKA」をリリースする。
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